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銀白色の鱗屑を伴う境界明瞭な扁平隆起状紅斑が多発する、炎症性角化症の1つ。 人種別には白人>黄色人>黒人の順に多い。 表皮細胞のturnover timeが短縮する。 Kobner現象、Auspitz現象などがみられる。 ・Kobner現象(ケブネル現象) 健常皮膚にな非特異的刺激(掻破、摩擦、日光)を加えると病変部と同様の変化を生じること。乾癬、扁平苔癬、自家感作性皮膚炎で見られる。 ・Auspitz現象 鱗屑を剥離していくと点状出血を生じる現象。乾癬で見られる。
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急性合併症 糖尿病性昏睡 インスリンの著しい不足により、一時的に激しい高血糖になることによって昏睡状態となります。 1型では、服薬(インスリン)の量を減らしたり、止めたりした場合。 2型では、病状が進み、インスリン分泌量が減少したり、インスリン抵抗性が強まった場合。 低血糖 治療薬の副作用で、血糖値が低くなりすぎた場合。 発汗、いらいら感などがみられ、さらにひどくなると腹痛や吐き気、けいれんや意識を失うこともあります。 慢性合併症(3大合併症) 1.糖尿病性神経障害 高血糖状態が長く続くと、血管が傷んでいきます。 最初は毛細血管が詰まったり、破損したりして、手先足先など、末端に血液が行き渡らなくなります。 その結果、初めは手足のしびれなどが起き、やがて様々な神経障害が現れてきます。 非常に厄介で、つらい合併症です。 症状は人により千差万別ですが、代表的なものを上げると… しびれや冷え、触覚が鈍感になる、痛み、虫が這っているような感覚、 下痢・便秘 異常発汗、めまい、インポテンツ 顔面神経麻痺 これらが進行すればするほどひどくなります。 さらには、怪我ややけど等も自覚できないため発見が遅れ、手先足先から壊疽していくことになります。 ※ 閲覧注意 ※ 壊疽した足の画像 酷い場合、足の切断ということにもなりかねません。 2.糖尿病性網膜症 「糖尿病性神経障害」が、高血糖により末梢神経が傷つけられるのに対し、「糖尿病性網膜症」は、目の網膜にある血管が傷つけられ、表れる症状です。 緑内障と並んで、日本人が成人してから失明する、大きな要因となっています。 自覚症状は以下のようなものがあります。 ぼんやりと見える 視野にゴミや水玉のようなものが見える(飛蚊症) 視野の中に影や暗くて見えにくい部分がある 暗くなると見えにくくなる 直線が歪んで見える これらも、糖尿病自体と同様に、この様な自覚症状が出てきている時にはもう、症状が進んでいるといっていいでしょう。 見えているからといって放置することなく、早期に血糖値の管理を行わなくてはいけません。 「糖尿病性網膜症」は段階に応じて、以下の種類があります。 単純網膜症 毛細血管が破れ、眼底に点状出血、白斑などが現れ始めます。 しかし、自覚症状はまったくありません。 前増殖性網膜症(増殖前網膜症) 細胞への血流が悪いため、細胞が酸欠を起こして変化し、シミのように見える軟性白斑、血流が全く途絶えてしまう血管閉塞、静脈が異常に腫れあがる静脈異常、血管から染み出た血液成分が網膜内に溜まり網膜が腫れる網膜浮腫〈ふしゅ〉などが現われます。 しかし、この段階でも自覚症状はほとんどありません。 血流が悪くなっているので、新しい血管を作り出そうとし始める前の段階です。 増殖網膜症 新しい血管(新生血管)が現れはじめす。 これは、良いことのようですが、新生血管は非常に脆いため、すぐに破れて、漏れ出した血液が眼球内に広がるなどし、視力に影響を与え出します。 また、出血した血液と、新生血管の刺激による増殖膜に牽引され、網膜剥離を引き起こします。 この段階で自覚症状(飛蚊症など)が表れる人が多いですが、硝子体への出血や、網膜剥離が起きていない人は、自覚症状がまだない場合もあり、注意が必要です。 3.糖尿病性腎症 腎臓は血液を濾過し、老廃物を尿として排出するための器官です。 その腎臓の、濾過を担う「糸球体」という組織が、高血糖・高血圧により毛細血管の損傷により、硬化して減少していきます。 そのために、血液の濾過ができず、老廃物が体にたまっていきます。 これを腎臓病、糖尿病由来の場合、特に「糖尿病性腎症」と呼びます。 これも症状がかなり進行するまで、まったく自覚症状はありません。 かなり進行してから、以下のような症状がだんだん現れてきます。 足のむくみ 倦怠感、精神不安定、頭痛、吐き気、悪心などの尿毒症の症状 さらに進行すると、人工透析を受ける必要が出てきます。 3大合併症はいずれも、高血糖による血管の損傷を起因としています。 そして、ほとんどの場合、現状を維持することはできても、前の良い状態に戻すことができません。(不可逆性) 外科的、あるいは投薬による治療法もありますが、なにより必要なのは、血糖値のコントロールです。 自分のインスリンの処理能力にあった、血糖値にコントロールすることが何より必要です。 そのためには、毎日の食事のコントロールが大切になってきます。 食事療法 逆に言えば、早期に食事(血糖値)のコントロールさえできれば、糖尿病は怖くありません。
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C 垂直感染 小項目 子宮内感染,産道感染,母子感染 備考 母子感染 TORCH症候群 101H18 生後0日の新生児。在胎39週3日,仮死なく出生した。身長 43cm,体重 2010g,頭囲 28cm,胸囲 30cm。外表奇形は認めない。体幹と四肢とに点状出血斑を認める。眼底に異常は認めない。血液所見:赤血球 600万,Hb 19.0g/dl,白血球 11000,血小板 7.3万。血清生化学所見:IgG 1900mg/dl(基準 960~1560),IgA 5mg/dl(基準 0~10),IgM 65mg/dl(基準 0~20),AST 135IU/l,ALT 120IU/l,LDH 1200IU/l(基準 270~480)。頭部単純CTを別に示す。 最も考えられるのはどれか。 a 先天梅毒 b 先天性風疹症候群 c 先天性トキソプラズマ症 d 先天性サイトメガロウイルス感染症 e 先天性ヒト免疫不全ウイルス感染症 × a × b △ c ○ d × e 正解 d 診断 先天性サイトメガロウイルス症候群
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2 膠原病と類縁疾患 約50% A 全身性エリテマトーデス〈SLE〉 B 抗リン脂質抗体症候群 C 全身性硬化症〈強皮症〉 D 皮膚筋炎,多発性筋炎 E Sjogren症候群 F 混合性結合組織病〈MCTD〉 G 結節性多発動脈炎 H 側頭動脈炎 I リウマチ性多発筋痛症 J 大動脈炎症候群〈高安動脈炎〉 K 過敏性血管炎 L Schonlein-Henoch紫斑病 M クリオグロブリン血症 N リウマチ熱 O 関節リウマチ P 悪性関節リウマチ Q 成人Still病 R 若年性特発性関節炎〈JIA〉,若年性関節リウマチ S 強直性脊椎炎 T 反応性関節炎〈Reiter症候群〉 U サルコイドーシス V Bechet病 W Weber-Christian病 X 川崎病〈小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群〉 Y Goodpasture症候群 Z 再発性多発軟骨炎 AA Felty症候群 AB 線維筋痛症 AC 乾癬性関節炎,掌蹠膿疱症性関節炎 AD 痛風,偽痛風 AE ANCA関連血管炎〈顕微鏡的多発動脈炎,アレルギー性肉芽腫性血管炎,Wegener肉芽腫症〉 AF 慢性疲労症候群 101F69 疾患と症候の組合せで正しいのはどれか。 a 結節性多発動脈炎――黄疸 b Behcet病――――――結節性紅斑 c Wegener肉芽腫症――点状出血 d 大動脈炎症候群―――紫斑 e 過敏性血管炎――――血圧の左右差 × a ○ b × c × d × e 正解 b
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A 特発性血小板減少性紫斑病〈ITP〉 101G35 3歳の男児。紫斑を主訴に来院した。2週前に38.7℃の発熱が2日間続き,近医で咽頭炎と診断された。昨日から全身に赤~紫色の点状の皮疹が出現している。診察前に鼻出血があり,止血に20分を要した。体温 36.9℃。脈拍 88/分,整。全身の皮膚に紫斑を認める。口腔内に粘膜出血を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦で,肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 340万,Hb 10.5g/dl,白血球 6700,血小板 0.6万。血清生化学所見:AST 31IU/l,ALT 28IU/l,LDH 284IU/l(基準 176~353)。CRP 0.1mg/dl。骨髄塗抹May-Giemsa染色標本を別に示す。 治療として適切なのはどれか。2つ選べ。 a 血漿交換 b シクロスポリン投与 c 免疫グロブリン製剤投与 d 蛋白同化ステロイド薬投与 e 副腎皮質ステロイド薬投与 × a × b ○ c × d ○ e 正解 ce 診断 特発性血小板減少性紫斑病(ITP) 99H16 32歳の女性。妊娠26週。2週前から下腿に点状出血があり来院した。血液所見:赤血球 420万,Hb 11.9g/dl,Ht 38%,網赤血球 10‰,白血球 5300,血小板 2.2万,プロトロンビン時間 11.5秒(基準対照 11.3),APTT 32.0秒(基準対照 32.2),フィブリノゲン 297mg/dl(基準 200~400),血清FDP 8μg/ml(基準 10以下)。骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本を別に示す。 最も考えられるのはどれか。 a 急性骨髄性白血病 b 血栓性血小板減少性紫斑病 c 再生不良性貧血 d 特発性血小板減少性紫斑病 e 播種性血管内凝固症候群 × a × b × c ○ d × e 正解 d 診断 特発性血小板減少性紫斑病
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■キャラクター名 向井屋 瑠樹(むかいや るき) ■性別 無性 ■武器 出席簿のような鈍器 ■攻撃力 0 ■防御力 0 ■体力 2 ■精神 0 ■FS 20 ■FS名 倦怠感 ■能力の名前 『キミタチはアレだけどヤレば多分デキルコですよ?』 ■能力タイプ 通常 ■能力内容 効果:カウンター待ち受け状態「倦怠感」付与 81%(効果値内訳は下に詳述) ◆効果:精神3ダメ 40% ◆範囲:周囲1マス敵味方(自分含む)全員 1.9 ◆時間:一瞬 1.0 ◆効果付属:バリア貫通 -10% ◆効果付属:カウンター無効 -10% ◆調整:敵味方無差別 +15% ◆調整:自分の能力発動試行に対する先手カウンター ±0% ◆効果値=40x1.9x1.0+20-15=81% 範囲:同マス敵味方全員(自分を含まない) 1.4 時間:1ターン 1.0 制約:永続戦線離脱 +40% 効果付属:術者が死んでも効果継続 -10% ボーナス:シンプルボーナス +0% 調整:敵味方無差別 +10% FS:20 (100-(81x1.4x1.0-40))x3.0-10+10=80% 発動率80%、成功率100% ※GK注:カウンタートリガーについて…発動試行に対して先手カウンターを行う。能力の成功失敗に関わらずカウンターは行われる。 ※GK注:「バリア貫通」の付属効果は、ダメージ軽減・特殊能力無効・全無効は貫通できるが、壁(バリケード)は貫通できない ※GK注:カウンター無効は、「この能力によって、カウンター待ち受け状態のキャラのカウンタートリガーを満たすことはない」という付属効果として処理する ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ やる気皆無な先生による倦怠感の御裾分け。 「先生に構わないでください。先生の倦怠感が移ります。 貴方が頑張ろうとすると先生の倦怠感が、周囲のやる気を削ぎます。 貴方も気を強く持たないと先生の倦怠感に襲われます。犯られます。 先生、冗談を言っているわけではありません。貴方のためなんです。 先生を疑わないでください。先生の目を見て騙されたと思って信じてください。 先生、貴方のことは凄まじく生温い目で見守っていこうと思います。 先生もう喋るのも疲れてきました。まぁ貴方の好きなように適当に頑張って下さい。 先生、面倒臭いので帰って寝ます。先生のことは妄想だと思って忘れてください。 P.S.校内暴力は厳禁です。自重するよう雰囲気で伝達お願いします。」 ■能力原理 先生が喋りかけると倦怠感が纏わり憑きます。 纏わり憑いた倦怠感が周囲のやる気(精神)を削ぎます。 キミタチは:『範囲内全てのキャラは』 アレだけど:『倦怠感に纏わり憑かれているけれど』 ヤレば: 『倦怠感を解き放ちやる気を削げば』 多分デキルコですよ?:『多分精神攻撃が成功するはずですよ』 ■キャラクター説明 やる気皆無な仙公。 宿題なんか出しません。 授業などもってのほかです。 自習の名の下に個性を伸ばします。 テストも名前を書くだけで満点です。 名前を間違いや無記名だろうが満点です。 ○を書くのも極力省きたいので0点満点○1つです。 生徒が校則を破ってようが初っ端から気にしていません。 ただ清掃と銘打った死体処理も面倒です。勘弁してください。 休日はだらだらすごすのが日課です。むしろ毎日を休日です。 食事もトイレも面倒です。霞を食べて生活しています。もう寝ます。 口癖は「先生やる気ありません。それにかったるいです。 働かずにお金をください。ただ金を使うことすら面倒ですが。」 「先生、頑張ってる子を『見守る』のは大好きですが、 それ以外何もしません。先生に構わないでください。」 ■キャラクタータイプ 推理シークレット
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投稿日: 03/02/04 05 53 00374 能力名 天使の愛撫(ノック・アウト) タイプ 直接操作・精神操作・強制絶 能力系統 操作系 系統比率 未記載 能力の説明 体が触れてる相手を強制『絶』の状態にし、激しい倦怠感に包む。 倦怠感の度合いは操作可。 (倦怠感:風邪を引いた時の様な気だるい感じ。体が動かせない) 制約\誓約 - 備考 - レスポンス 類似能力 コメント すべてのコメントを見る 強制絶 操作系 直接操作 精神操作
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**PS値 疲労・侮怠の程度は、PS(パフォーマンス・ステイタス)により判断される。CFS患者は、PS値が3-9の間である。 0 - 倦怠感がなく平常の社会生活ができ、制限を受けることなく行動できる。 1 - 通常の社会生活ができ、労働も可能であるが、疲労を感ずるときがしばしばある。 2 - 通常の社会生活はでき、労働も可能であるが、全身倦怠感のため、しばしば休息が必要である。 3 - 全身倦怠感のため、月に数日は社会生活や労働ができず、自宅にて休息が必要である。 4 - 全身倦怠感のため、週に数日は社会生活や労働ができず、自宅にて休息が必要である。 5 - 通常の社会生活や労働は困難である。軽作業は可能であるが、週のうち数日は自宅にて休息が必要である。 6 - 調子のよい日には軽作業は可能であるが、週のうち50%以上は自宅にて休息している。 7 - 身の回りのことはでき、介助も不要であるが、通常の社会生活や軽労働は不可能である。 8 - 身の回りのある程度のことはできるが、しばしば介助がいり、日中の50%以上は就床している。 9 - 身の回りのこともできず、常に介助がいり、終日就床を必要としている。
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更新日時 2012-08-23 17 09 24 (Thu) 問題1 MCV=Ht×10÷RBC(例462万は4.62と入力) 80~100 正常 ~80 小球性低色素性貧血 80~100 正球性正色素性貧血 100~ 大球性正色素性貧血 で計算される。 また、ヘモグロビン(Hb)の基準値は男14~18g/dl、女12~16g/dlとされる。 では、MCVが80未満で小球性低色素性貧血と計算された場合は、 (1)例えば男ならHbは必ず14未満となっているのだろうか? (2)Hbが14以上なら、MCVで80未満でも正常と判断して良いのか? +... 解説 MCVが80~100なら Hbが男なら14未満なら、 正球性正色素性貧血で 14以上なら正常ということか。 <基準値> 赤血球数(RBC)男410~530万/mm3、女380~480万/mm3 ヘモグロビン(Hb)男14~18g/dl、女12~16g/dl ヘマトクリット(Ht)男40~48%、女36~42% 問題2 遺伝性球状赤血球症は正球性正色素性貧血?正球性高色素性貧血? +... 解答 正球性高色素性貧血 解説 遺伝性球状赤血球症HSは、平均赤血球ヘモグロビン濃度MHSH↑(36以上) 低色素性、正色素性、高色素性の定義はMCHCの数値で決まっている。 (30以下):(31以上35):(36以上) 小球性低色素性貧血・正球性正色素性貧血・大球性正色素性貧血 国試的にはこれらに分類されるのが一般的だが、HSだけは例外 問題3 punched-out lesionを示す疾患はどれか。すべて選べ。 (1)痛風 (2)多発性骨髄腫 (3)サルコイドーシス (4)histiocytosis X(骨組織球症)(LCH) (5)癌のメタ +... 解答 1、2、3、4 解説 骨打ち抜き像(punched-out lesion)と周囲の骨硬化によるedgingは 痛風に特異的な所見と考えられている。 punched-out lesionは痛風では尿酸塩による骨破壊像であり, 初回発作時に認められることは殆どなく,痛風関節炎を繰り返した症例に多い. 骨打ち抜き像(punched-out lesion)で、多発性骨髄腫の骨破壊機序は骨髄腫瘍細胞から産生される破骨細胞活性化因子(OAF)により、 破骨細胞が活性化され、骨融解などの骨病変をひき起こす。 また,類似する所見は関節リウマチ,多発性骨髄腫,histiocytosis X(骨組織球症)(LCH)、サルコイドーシス、癌のメタなど種々の疾患で認められる. 「パンチされたら サルも メタメタ痛くて エンエン ヒステリー」 問題4 成人T細胞白血病/リンパ腫(ATLL)では、どれが致命傷になりやすいか? ①高Ca血症 ②WBC上昇 ③flower cellと呼ばれる異常リンパ球の出現 ④はでな皮膚紅斑 +... 解答 1 解説 急性型・リンパ腫型でははでな皮膚紅斑が見られる。 ①高Ca血症が致命的になりやすいので、 高Ca血症には、ビスホスホネート、生食輸液+ループ利尿薬。 ATLLでは、腫瘍細胞がPTHrPという副甲状腺ホルモンと共通の構造を持つ 蛋白質を産生しPTH受容体を介し、カルシウム産生が止まらなくなるため高Ca血症になる。 問題5 悪性リンパ腫に対する抗癌剤使用により腫瘍崩壊症候群が起きた。 血液検査で認められるデータは次のうちどれか。2つ選べ。 ①高尿酸血症 ②高乳酸血症 ③低リン血症 +... 解答 1、2 解説 腫瘍組織の崩壊により高尿酸血症、高リン血症、高カリウム血症、低カルシウム血症、腎不全などをきたす。 また臨床的には問題にならないが、高乳酸血症による乳酸アシドーシスも起こしうる。 低カルシウム血症は、腎不全で活性化ビタミンDができないから。 悪性腫瘍に対して抗癌剤を使用するときに、腫瘍崩壊症候群を念頭に置いて、血液データの経時把握が大切らしい。 問題6 腫瘍崩壊症候群を防ぐために何をすればよいか?すべて選べ。 ① 輸液 ② メイロン投与 ③ ラスブリカーゼ投与 ④ アロプリノール ⑤ ステロイド +... 解答 1、2、3、4 解説 ①②④は言わずもがな。 ③のラスブリカーゼはウリカーゼという尿酸を酸化する酵素であり、これに よって尿酸上昇を抑える。 ⑤考えれば判るが、ステロイドは非ホジキンリンパ腫に使うくらいなので、 リスクファクターの一つである。急性リンパ性白血病の治療でステロイド単独 使用したら腫瘍崩壊症候群になったこともあるそうな。(これはWikiより) ラスブリカーゼは「日本でも2009年12 月に承認され,今後広く使用されていくことが望まれる」とある。 http //www.cancertherapy.jp/emergency_manual/2010_winter/01_07.html 問題7 以下のうち表試験で偽陰性(エラー)が出る可能性の最も高い物を1つ選べ。 a. 特発性血小板減少性紫斑病 b. 遺伝性球状赤血球症 c. 自己免疫性溶血性貧血(温式) d. 抗リン脂質抗体症候群 e. 成人白血病 +... 解答 e 解説 解法の要点: 表試験がどういう試験なのかを知っていないといけない上に、各疾患の特徴をしらないと 正解できない。白血病でA・B抗原の発現が低下することを知っている医学生は少ないのでは なかろうか。それだけに難問と言える。 解説: ×a 血小板が減少することで出血し、貧血にはなるが、表試験には影響を与えない。 ×b 常染色体優性遺伝形式をとる正球性高色素性貧血を呈するが、表試験には影響を与えない。 ×c 抗赤血球抗体により溶血性貧血を呈する。 ×d 凝固異常を呈するが、表試験とは無関係である。 ○e 白血病ではA・B抗原の発現が低下し、抗A・B抗体との反応を見る表試験では偽陰性となり得る。 基本的事項: 表試験とは被験者の赤血球と抗A・B抗体との反応を見る試験である。両者ともに沈降すれば (陽性であれば)AB型、抗A抗体とのみ沈降すればA型、抗B抗体とのみ沈降すればB型、 両者ともに沈降しなければ(陰性であれば)O型である。なお、裏試験は被験者の血清と試験血球 との反応を見る試験であり、通常は表試験・裏試験の結果は一致する。 コメント: ふつう表試験といえばABO式血液型検査を指すが、国家試験では明記するべきである。 そういった意味では不親切な問題である。 (出題者より) 不親切でごめんなさい。でも、勉強になる内容だと思います。 表試験と裏試験について、この機会に復習してみてください。 QBっぽく解りにくい解説にしてしまいましたが、解らなければ聞いてくださいな。 勘違いしていそうなひとがいるようだが クームス試験では表裏とは言わず主試験副試験だ。 そして、血液検査では主試験副試験とは言わず表裏だ。 問題8 溶血性貧血 何らかの原因で赤血球が破壊されることを溶血といい、 赤血球が何らかの原因で破壊される疾患は症状として貧血を来す。 溶血により赤血球が不足して起こる貧血を溶血性貧血という。 溶血性貧血は一般的には、正球性正色素性貧血を示すが、下記の溶血性貧血のうち2つの疾患では 正球性正色素性貧血とならない。2つ選べ。 ①自己免疫性溶血性貧血 ②発作性夜間血色素尿症 ③バンチ症候群 ④鎌状赤血球症 ⑤遺伝性球状赤血球症 ⑥サラセミア +... 解答 5、6 解説 101回国試で、遺伝性球状赤血球症は、例外的に、 (正球性高色素性貧血を示す。MCHC↑)と出題されている。 105回に出題されてもおかしくない気がする。 ×①自己免疫性溶血性貧血 自己抗体によって溶血する) ×②発作性夜間血色素尿症 造血幹細胞の異状によって溶血する ×③バンチ症候群 脾機能の亢進によって溶血する ×④鎌状赤血球症 血色素異常によって溶血する ○⑤遺伝性球状赤血球症 膜蛋白の異常によって溶血する (例外的に、正球性高色素性貧血を示す。MCHC↑) ○⑥サラセミア 血色素異常によって溶血する (Hbの合成障害があるため例外的に小球性低色素性貧血を示す) http //ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%A7%E8%A1%80 ついでに 溶血の原因は先天性と後天性に分けられる 先天性 鎌状赤血球症 血色素異常によって溶血する 遺伝性球状赤血球症 膜蛋白の異常によって溶血する サラセミア 血色素異常によって溶血する 後天性 自己免疫性溶血性貧血 自己抗体によって溶血する 発作性夜間血色素尿症 造血幹細胞の異状によって溶血する バンチ症候群 脾機能の亢進によって溶血する 問題9 50歳女性。発熱・倦怠感を主訴に来院。血液検査の結果でWBC上昇・高LDHが認めら れた。末梢血液塗抹標本で花弁状に過分葉した核を有する血球あり。 この疾患で正しいのはどれか?すべて選べ。 a. 高Na血症による意識障害を来たすことが多い。 b. 紅斑を呈することがある。 c. 異形細胞はCD19・CD20・CD21陽性である。 d. 液性免疫が低下する。 e. 本疾患の病原体による脊髄炎が先行することはあまりない。 f. 垂直感染の場合には経胎盤感染がほとんどである。 g. RNAレトロウイルスであるためプロテアーゼ阻害薬が有効である。 h. 血清sIL-2受容体高値を示すことがある。 +... 解答 b、e、h 解説 gなんですがプロテアーゼ阻害薬はまだ研究段階だったように思います。 本当は「インテグラーゼが有効」としたかったんですけど間違えました。 まだ確たるエビデンスはないように思いました。 もしメタ解析以上のエビデンスがあったら教えてくださいませ。 問題10 56歳の男性。全身の痒みを主訴に来院した。家族・既往歴は特記すべきことはない。 5年前から禁煙。1年前から赤ら顔で,定期健康診断の血液検査で異常を指摘され たが放置していた。最近,頭重と耳鳴りとを自覚するようになった。呼吸数20/分。脈拍84/分,整。 血圧146/94 mmHg。顔色は暗赤紫色調で口唇にチアノーゼを認める。皮膚には 掻爬痕があり,四肢静脈は怒張している。頚部リンパ節腫大はない。胸部には異常なく, 腹部で左肋骨弓下に脾を触知する。血液所見:赤血球720万, Hb 20.2g/dl, Ht 56%, 白血球11200(好中球75%,奸酸球3%,好塩基球5%,単球3‰ リンパ球14%),血小板54万 総鉄結合能〈TIBC〉376μg/dl基準290~390)。血清生化学所見:総蛋白7.1g/dl,アルブ ミン4.3g/dl,フェリチン18ng/ml (基準20~120),尿素窒素19mg/dl,クレアチニン0.9mg/dl, 尿酸7.8mg/dl, AST 37単位, ALT 32単位, LDH 430単位(基準176~353), Fe25μg/dl。 CRP 0.2mg/dl。 低下しているのはどれか。 2つ選べ。 ① 循環赤血球量 ② 平均赤血球容積〈MCV〉 ③ 動脈血酸素飽和度 ④ 血中エリスロポエチン濃度 ⑤ 好中球アルカリホスファターゼ指数 出典:100F-37 +... 解答 ②,④(正答率:68.5%) 解説 アプローチ①赤ら顔,頭重,耳鳴り,暗赤紫色調の顔色,口唇のチアノーゼ一循環赤血球量の増加と血 液粘稠度の亢進による症状 ②赤血球720万, Hb 20.2g/dl, Ht 56‰白血球11200,血小板54万一循環赤血球量の増加, 白血球数,血小板数の増加 ③Fe 25μg/dl,総鉄結合能376g/dl,フェリチン18ng/ml一鉄欠乏のため赤血球は小球性低色素性 鑑別診断 末梢赤血球数,ヘモグロビン,ヘマトクリット値が正常範囲を超えた状態(循環赤血球量の 増加),すなわち絶対的赤血球増加症の鑑別診断を行う。白血球数,血小板数の増加,脾腫,現 在喫煙をしていない(慢性呼吸器疾患に伴う低酸素血症が否定的)ことより,二次性赤血球増 加症は否定的で,真性赤血球増加症と診断できる。この両者の鑑別には血中エリスロポエチン 値の測定が必要で,二次性赤血球増加症では増加し,真性赤血球増加症では正常~低下する。 確定診断: 真性赤血球増加症 選択肢考察 ×①真性赤血球増加症では循環赤血球量は増加する。 ○②赤血球数は著しく増加するにもかかわらず,小球性低色素性を呈することが多い。これ は亢進する赤血球の増加に鉄の供給が追いつかないためである。したがって平均赤血球容 積〈MCV〉は低下する。 ×③真性赤血球増加症では動脈血酸素飽和度は正常である。慢性心肺疾患に伴う二次性赤血 球増加症では低下することより,両者の鑑別に欠かせない検査である。 ○④真性赤血球増加症では増加した赤血球数を抑制するため,腎臓からのエリスロポエチン の分泌は著減する。したがって血中エリスロポエチン濃度は低下する。二次性赤血球増加 症を鑑別する上で非常に重要な検査である。 ×⑤好中球アルカリホスファターゼ指数は高値を示す。低値を示す慢性骨髄性白血病との鑑別に 重要である。 ポイント:真性赤血球増加症は骨髄幹細胞の腫瘍性増殖によって生じる疾患で、骨髄増殖性疾患の 一つとして分類される。 本例では全身のかゆみを主訴に来院したが、これは増加した好塩基球やマスト細胞から過剰に 分泌されるヒスタミンの為で、特に入浴後にみられる皮膚そう痒感が特徴的である。 また胃粘膜のヒスタミン受容体を刺激し、胃酸の分泌を促し、消化性潰瘍が引き起こされることがある。 MCV=Ht×10÷RBC (RBCは475なら4.75と入力のこと) で小球性、正球性、大球性の判別 (~80小球性、80≦MCV≦100 正球性、100~大球性) MCHC=Hb×100÷Ht (~31 低色素性、31~36 正色素性 36~高色素性) MCHは分類の視標としてあまり使わないらしい MCH=Hb×10÷RBC 28~32 (28~ 正色素性、~28低色素性) 問題11 保存血中に入っている抗凝固薬のクエン酸Naに関連した問題。 大量輸血の合併症として誤っているのはどれか?1つ選べ。 ①高K血症 ②代謝性アシドーシス ③肺うっ血 ④高Ca血症 ⑤出血傾向 +... 解答 4 解説 ポイント:大量輸液の副作用の1つは、低温保存により抗凝固薬のクエン酸Naから変化した クエン酸がCaイオンと結合ししばしば低Ca血症をきたす。 ○①保存血中では血球が徐々に溶解するため高K血症を呈している。 すなわち保存血の大量輸液では高K血症がみられる。 ○②保存血ではpHは低下しており、そのため代謝性アシドーシスがしばしば見られる。 また、輸血後1~3日してからクエン酸Na代謝によりできたHCO3-により 代謝性アルカローシスがみられることもある。ここは要注意点である。 ○③大量輸液では、体外循環血液量の急激な増加により、しばしば肺うっ血をきたしうる。 ×④大量輸液では、しばしば低Ca血症がみられる。 ○⑤保存血中の血小板は減少しており、大量輸液により血小板減少をきたしうる。 クエン酸はCaイオンとキレート結合するとある。 キレート錯体は配位子が複数の配位座を持っているために、配位している物質から分離しにくい。これをキレート効果といい、キレート錯体でない錯体に対し10の10乗倍といったオーダーで[要出典]配位の平衡定数の値が向上する。 強烈にクエン酸がCaと結合するらしい。 http //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88 クエン酸の塩はカルシウムイオンとキレート結合するので、 かつては検査用血液サンプルの抗血液凝固剤などとしても利用された。 現在でも成分献血時にクエン酸ナトリウムとともに抗血液凝固剤として使用される。 クエン酸ナトリウム・クエン酸カリウム合剤(商品名ウラリット:配合錠)は 尿をアルカリ化させ尿酸の排泄を促進することから痛風に代表される高尿酸血症の 治療にも使用される。 http //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%83%B3%E9%85%B8 問題12 1ヶ月の乳児。痙攣を主訴に救急車で搬入された。在胎40週。出生体重3400g、 正常分娩で出生した。新生児仮死はなく、完全母乳栄養で育てられた。 前日の夜から不機嫌となり、吐乳を認めた。 易刺激性があり、来院時の朝に右半身の強直性、次いで間代性痙攣を認めた。 入院後の採血で、穿刺部から血液がにじみ出て止血困難であった。 この疾患でみられるのはどれか。2つ選べ。 ①プロトロンビン時間(PT)の延長。 ②血小板数の低下 ③出血時間の延長 ④PIVKA-Ⅱの増加 ⑤フィブリノゲンの低下 出典:98I40、79E31(同一症例) +... 解答 1、4 解説 診断:ビタミンK欠乏症、頭蓋内出血(79回のCT像は硬膜下出血) ○①ビタミンK依存性の第Ⅱ、Ⅶ、Ⅸ、Ⅹ因子が低下するため プロトロンビン時間は延長する。 ×②ビタミンK欠乏による凝固系の異常を呈するが、血小板数には影響しない。 ×③出血時間は血小板数・機能の異常で延長する。 ○④ビタミンKが不足するとPIVKA-Ⅱと呼ばれる変性した第Ⅱ因子が出現する。 PIVKA-Ⅱは、凝固活性を持っていない。 PIVKA-ⅡがビタミンK欠乏の検出に最も鋭敏な検査である。 ×⑤DICではないので、フィブリノゲンは低下しない。 診断は、ビタミンK依存性の第Ⅱ、Ⅶ、Ⅸ、Ⅹ因子の低下を総合的に反映する ハププラスチンテストあるいはトロンボテストとPIVKA-Ⅱ (protein induced by vitaminK absence )の測定が良い。 ビタミンKは腸内細菌叢で作られる。 納豆菌はたくさんビタミンKをつくる。解説者はこの疾患の予防のために 完全母児栄養児の母親に納豆を食べるように指導していたと。 問題文に「母乳栄養」と書いてあって、大泉門膨隆とかけいれん(けいれんはなくても良い)とあれば ビタミンK欠乏症を疑う。 今年から、ビタミンKの投与法が変更されているので、105回にでるかも。 問題13 ワルファリンに関する記述で、誤っているものはどれか? ①経口投与によりビタミンK拮抗薬として、血液の凝固因子第Ⅱ(プロトロンビン)、 第VII、第IX、第X因子の合成を阻害し抗凝固作用を得る。 ②動脈系と静脈系を含めた血栓予防に使われる。 ③効果発現に3~4日かかり、内服中止しても4~5日効果が継続する。 ④納豆、クロレラ、青汁はワーファリンの効果を弱めてしまう。 ⑤血液検査を定期的に実施する必要はない。 +... 解答 ⑤ 解説 血液凝固因子のうち第II因子(プロトロンビン)、第VII因子、第IX因子、 第X因子の生合成は肝臓で行われ、ビタミンKが関与している。 ワルファリンは、ビタミンKの作用に拮抗することによりこれらの 生合成を抑制し、その結果として血液の凝固を妨げる。 ○①その通り。 ○②抗血小板剤との違いは、抗血小板剤は動脈での血栓予防が主であり、 深部静脈血栓症、肺塞栓などの静脈系を含めた血栓予防には ワルファリンが用いられている。 ○③ワルファリンは効果発現に時間がかかるため、最初は効果発現が速い ヘパリンを点滴静注することがある。 ○④納豆菌は、少量でも腸の中で、ビタミンKの生合成を促進する。 緑黄色野菜や海藻類などは、ビタミンKを多く含んでいるので、 毎日たくさん食べるとワルファリンの作用が弱まってしまう。 ×⑤納豆、クロレラなどの摂取で作用が減弱するだけでなく、 安全域(効果のある量と副作用のでる量)の巾が狭く、 脳出血などの重大な副作用が起きる危険性があり、使用量の調整が重要となる。 ワルファリンを投与している人には血中濃度やプロトロンビン時間、 APTT(部分トロンボプラスチン時間)などを定期的に調べなくてはならない。 問題14 予定手術を控えた患者において、ワルファリンはオペ前にいつ中止すればいいんだっけ? 出典:スレ5 696氏、697氏 +... 解答 7日くらい前 問題14 5歳の男児。半年前から鼻出血を繰り返すため来院した。他部位に出血傾向は認めない。 体温36.6 ℃。脈拍88/分,整。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常はない。心雑音はなく,呼吸音に異常を認めない。 腹部は平坦で,肝・脾を触れない。血液所見:赤血球380万, Hb10.4g/dl, 白血球8000,血小板15万,出血時間10分(基準7分以下),プロトロンビン時間12秒(基準10~14), APTT 56.4秒(基準対照32.2),血小板粘着能に軽度の低下がみられる。 止血療法に最も適しているのはどれか。 a 第IX因子 b 第ⅩⅢ因子 c ビタミンK d フィブリノゲン e デスモプレシン(DDAVP) +... 解答 e(正答率:80%) 解説 ①鼻出血一粘膜出血である。 ②出血時間とAPTTの延長-この両者がみられる「先天性」出血性素因は,1疾患のみ(von Willebrand病)である。 ③血小板粘着能の低下―von Willebrand病と, Bernard-Soulier症候群が有名。 血友病A&B:ともにAPTTの延長がみられるが,出血時間の延長や血小板粘着能の低下はない。 また,血友病では関節内出血などの深部出血が特徴的。 血小板無力症:出血時間の延長はみられるが,APTTの延長はない。 Bernard-Soulier症候群:出血時間の延長や血小板粘着能の低下はみられるが,APTTの延長はない。 先天性第XI因子欠損症 APTTの延長がみられるが,出血時間の延長はない。 先天性第XⅡ因子欠損症 APTTの延長がみられるが,出血時間の延長はない。臨床的には出血ではなく血栓傾向。 ×a 第IX因子濃縮製剤は,血友病B(第Ⅸ因子の先天性欠損症,伴性劣性遺伝)の治療薬。 第Ⅷ因子濃縮製剤は,血友病A(第Ⅷ因子の先天性欠損症,伴性劣性遺伝)の治療薬。 ×b 第ⅩⅢ因子濃縮製剤は,先天性第ⅩⅢ因子欠損症の止血目的に使用される。 またSchoenlein-Henoch紫斑病に対しても用いられることがある。 ×c ビタミンKは,ビタミンK欠乏症に対して用いられる。 同疾患では,Ⅱ、Ⅶ、Ⅸ、X因子活性が低下している。 ×d フィブリノゲン製剤は現在では使用される機会が少なくなった。 先天性無フィブリノゲン血症に対して使用されることがある。 ○e 抗利尿ホルモンであるデスモプレシン(DDAVP)は,血管内皮細胞からvon Willebrand因子 (VWF)を放出させる作用があり, Type 1 のvon Willebrand病に対して使用される。 ただし,出血症状が高度の場合は,DDAVPでは効果不十分なことがあり, VWFの含有された第Ⅷ因子濃縮製剤(遺伝子組換え製剤は、 vWFが含まれないため不可)が使用される。 繰り返す鼻出血(粘膜出血)を来す男児で,先天性出血性素因が疑われる。 血小板粘着能の低下もvon Willebrand病の所見として矛盾しない。 確定診断には, vWF抗原・活性の測定,第Ⅷ因子活性の測定(同疾患では低下), 血小板凝集能(リストセチン凝集の低下が特徴),家族歴の調査(Type 1 では常染色体優性遺伝)が必要。 Bernard-Soulier症候群(ベルナール・スーリエ症候群) 先天的な血小板膜糖蛋白GPIb/Ⅸの欠損や分子異常によって血小板の血管内皮下組織への粘着が障害され、 出血傾向をきたす疾患。このためリストセチン凝集能つまり血小板粘着能が低下する。 また、巨大血小板が出現し、測定される血小板数は低下する。 問題15 36歳の女性。1週間前から出現した皮疹を主訴として来院した。発熱はなく、全身状態は良好で、 発疹は圧迫により消退しない。大腿の写真を次に示す。 (写真は下肢の点状出血斑が散見して見られる) 異常所見を示すのはどれか?1つ選べ。 ①プロトロンビン時間 ②RAテスト ③赤血球数 ④好酸球数 ⑤血小板数 +... 解答 ⑤ 解説 圧迫により消退しない点状出血→→紫斑を考える。 診断:血小板減少性紫斑病(ITP) 鑑別診断 ①アレルギー性紫斑:初期は点状出血を示すが、数日で紅斑などを伴う。ときに好酸球増多を伴う。 ②単純性紫斑:慢性的に繰り返す。 ③血小板減少性紫斑病:血小板減少を伴う。 ①②は血小板数が正常、③は血小板数が現症。 出題者コメント 簡単だけど、必修画像一発問題としてあり得るか。 問題16 網赤血球増加がみられないのはどれか?1つ選べ。 ①サラセミア ②遺伝性球状赤血球症 ③血栓性血小板減少性紫斑病(TTP) ④出血性貧血 ⑤骨髄異形成症候群(MDS) 出典:スレ7 595氏(自作103B39と91B47合作) +... 解答 ⑤ 解説 網赤血球は幼若な赤血球であり、溶血や出血の時に骨髄が反応して増加する。 貧血で網赤血球が増加している場合、貧血の原因が骨髄外にあることを意味する。 ○①溶血性貧血であり、約半数の症例で網赤血球は増加する。 ○②溶血性貧血であり、網赤血球は増加する。 ○③血管内溶血であり、網赤血球は増加する。 ○④出血性貧血は、出血のため網赤血球は増加する。 ×⑤通常MDSでは網赤血球は増加しない。 貧血で網赤血球が減少している場合、造血が正常でないことが貧血の原因であることを示唆する。 (例:巨赤芽球性貧血、腎性貧血、再生不良性貧血) 問題17 鉄欠乏性貧血って網赤血球は上がる?下がる? 出典:スレ7 873氏、934氏 +... 解答 解説 QBG-220の問題(94B47)の解説にもあるぞ 「まず最初に下がってくるのはフェリチン、次に血清鉄、最後にHbである。治療はこの順に回復する」 次のページ(QBG-221)にはHbの次に網赤血球の減少ってあったわ 問題18 58歳の女性。倦怠感を主訴に来院した。 8年前に胃癌で胃全摘術を受け、2年前まで定期的な検査通院をしていたが、特に問題なく体重も回復したため通院を中止した。 2か月前から易疲労感を覚え、最近労作後の動悸と倦怠感とが強い。1か月前の子宮がん検診では異常がなかった。 便通は1日1回、現在便の色調の変化もない。 胸部に異常を認めず、腹部は平坦、軟。腫瘤を認めず、圧痛もない。 血液所見:赤血球260万、Hb 9.2g/dl、Ht 30%、白血球5500、血小板15万。 血清生化学所見:空腹時血糖90mg/dl、総蛋白7.2g/dl、アルブミン4.6g/dl、 尿素窒素12mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、尿酸2.6mg/dl、総コレステロール180mg/dl、 総ビリルビン1.2mg/dl、AST45単位 (基準40以下)、 ALT28単位 (基準35以下)、 LDH 620単位 (基準176~353)、Ca 9.8mg/dl、P 4.4mg/dl、Fe 44μg/dl。 診断は? 出典:スレ8 646氏 +... 解答 巨赤芽球性貧血 問題19 黄疸をきたすのはどれか?当てはまるものをすべて選べ。 ①巨赤芽球性貧血 ②母児間血液型不適合 ③溶血性貧血 ④先天性胆道閉鎖症 ⑤原発性胆汁性肝硬変 +... 解答 ①②③④⑤ 解説 ○①巨赤芽球性貧血では、赤血球産生が障害され貧血が出現する。貧血の症状としては動悸、息切れ、全身倦怠感を訴えることが多い。 本疾患の貧血は細胞増殖の障害によるものであるため無効造血を呈しており、骨髄内溶血のために、 黄疸がみられる。すなわち、眼瞼結膜が貧血様であるばかりでなく、眼球結膜の軽度黄染が同時にみられる。 問題20 55歳の男性。1か月前から労作時の息切れと舌の痛みとを自覚し,5日前から歩行障害も出現したため来院した。 8年前に胃全摘術を受けた。眼瞼結膜に貧血を認め,眼球結膜に軽度の黄疸を認める。Romberg徴候陽性。 血液所見:赤血球 142万,Hb 6.5g/dl,Ht 19%,網赤血球 14.0‰, 白血球 3100(桿状核好中球 4%,分葉核好中球 56%,好酸球 2%,単球 3%,リンパ球 35%),血小板 8.2万。 血清生化学所見:総ビリルビン 3.3mg/dl,直接ビリルビン 0.9mg/dl,AST 45単位,ALT 34単位,LDH 2100単位(基準 176~353)。 この患者でみられないのはどれか。1つ選べ。 ①血清ビタミンB12低下 ②抗内因子抗体陽性 ③好中球の核の過分葉 ④骨髄中の赤芽球増加 ⑤Howell-Jolly小体 出典:99H17 +... 解答 ② 解説 ○①胃全摘により、胃壁細胞からの内因子分泌が失われるため、回腸遠位部でのVB12の吸収が阻害されVB12は低値を示す。 ×②萎縮性胃炎がベースに存在する巨赤芽球性貧血とは異なり、胃切除後VB12欠乏性巨赤芽球性貧血では、抗壁細胞抗体や抗内因子抗体など自己抗体は存在しない。 ○③好中球の核は過分葉を示す。正常では3%以下だが、巨赤芽球性貧血ではしばしば5%以上を示す。 ○④骨髄は過形成を示し、赤芽球は増加するが、骨髄内溶血のために、貧血像がみられる。 ○⑤Howell-Jolly小体は核と同じ色に染まる小さな円形の物質である。巨赤芽球性貧血や溶血性貧血などの赤血球造血の急激な亢進時や摘脾後に見られる。 問題21 24歳の女性。四肢の紫斑と歯肉出血とのため来院し,当日入院した。3日前に手足の紫斑に気付き,1日前から歯肉出血が止まらなかった。 意識は清明。体温 37.5℃。脈拍 88/分,整。血圧 106/56mmHg。上腕と下腿との皮膚に点状出血と径1cmの紫斑とが散在している。 眼瞼結膜は蒼白。口腔内では歯肉の出血と頬粘膜の点状出血とを認める。腹部は平坦,軟で,肝・肺は触知しない。 血液所見:赤血球 290万,Hb 8.7g/dl,Ht 28%,白血球 5600,血小板 1.2万,フィプリノゲン 120mg/dl(基準 200~400),血清FDP 34μg/ml(基準 10以下)。 血清生化学所見:総蛋白 6.7g/dl,アルブミン 4.3g/dl,尿素窒素 22mg/dl,クレアチニン 1.3mg/dl,尿酸 8.8mg/dl,総コレステロール 130mg/dl, 総ビリルビン 0.8mg/dl,AST 38単位,ALT 35単位,LDH 520単位(基準 176~353)。骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本を別に示す。 (骨髄血所見:全ての細胞の細胞質に粗大なアズール顆粒を認め、異形成が強い。針状のAuer小体も認められる) 治療法はどれか。2つ選べ。 a シクロスポリン b アントラサイクリン c L-アスパラギナーゼ d 副腎皮質ステロイド薬 e 全トランス型レチノイン酸 出典:99G33 +... 解答 b,e 解説 診断:急性前骨髄球性白血病 ×a ○b ×c ×d ○e 急性前骨髄性白血病は、急性骨髄性白血病の一病型で,白血病細胞が前骨髄球の段階で成熟停止を起こした型(FAB分類M3)。 豊富なアズール顆粒と核変形(典型的な場合は鉄アレイ状の核)を特徴とする異常な前骨髄球が増殖する病型で,芽球の比率は低い。 臨床的にはDICを伴う。アウエル小体も認められ,多くの症例ではそれが集まった束(faggot)を認める。 アズール顆粒が微細で光学顕微鏡下では目立たない亜型も存在する。 ミエロペルオキシダーゼ(MPO)活性はほぼ100%陽性であり,診断上有用である。 治療 ①白血球≦3000では、all-trans retinoic acid(全トランス型レチノイン酸)の単独経口投与 ②白血球3000以上では、全トランス型レチノイン酸にアントラサイクリンを併用する。 retinoic acid syndrome:全トランス型レチノイン酸投与後の白血球増加初期に白血球が肺に異常に集まり、 発熱、呼吸困難を呈し、間質性肺炎やうっ血性心不全で死亡することもある。 白血球3000以上では、retinoic acid syndromeを起こしやすいため、全トランス型レチノイン酸と同時に アントラサイクリン、シタラビンなどを投与して白血球の増加を予防する。 参照 問題22 多発性骨髄腫の検査所見で誤っているのはどれか。1つ選べ a.Anion Gap低下 b.尿酸上昇 c.Ca上昇 d.ALP上昇 e.Alb低下 出典:スレ9 711=766氏 +... 解答 d. 解説 MMでは造骨が行われていないので、ALPは上昇せず、正常 (ハリソン3版p741参照) 問題23 28歳の男性。血液所見:赤血球364万、Hb10.4g/dl、白血球13200(桿状核好中球7%、分葉核好中球78%、好酸球3%、 好塩基球1%、単球8%、リンパ球3%)、血小板26万。 免疫学的所見:CRP6.8mg/dl、Tリンパ球CD4/CD8比0.2(基準0.6~2.9)、β-D-グルカン26.pg/ml(基準20以下)、寒冷凝集素陰性。 CD4数を計算せよ。 出典:102I75改題 +... 解答 66(/μl) 解説 白血球数13200,リンパ球3%,CD4/CD8比0.2だから CD4/CD8=0.2=2/10 CD4/(CD4+CD8)=2/(2+10)=2/12 CD4数=白血球数×リンパ球の%×CD4/(CD4+CD8)より CD4数=13200×0.03×2/12=66(/mm3)=66(/μl)←正解 CD4数が200以下になるとニューモシスチス肺炎に罹患しやすい。 白血球数6000、リンパ球40%、CD4陽性リンパ球30%のケース CD4数を計算せよ。 CD4数=白血球数×リンパ球の%×CD4陽性リンパ球の% より CD4数=6000×0.40×0.30=720(/mm3)=720(/μl)←正解 CD4数は700~1400(/mm3)or(/μl)くらいが正常値とされる。 問題24 ワーファリンを使用中の患者で、患者の病状は安定している。同じ量を投与していたが、 2ケ月前の血液検査でトロンボテスト100%、今回のトロンボテストで130の時、 ワーファリン量は増量すべきか、減量すべきか、現状維持でよいか? 正しいものを1つ選べ。(トロンボテストの正常値は、100%以上とする) ①増量する ②減量する ③現状維持とする 出典:スレ12 659氏 +... 解答 ① 解説 病院では院内の検査部で、PT-INRで効果判定します。 僻地の診療所では、外注に出さざるを得ないので、トロンボテストとなります。 トロンボテスト 凝固時間が短い検体(早く固まる検体)は、秒が短く、%が大きいです。 凝固時間が長い検体(なかなか固まらない検体)は、秒が長く、%が小さいです。 100%以上は、凝固時間が短くなっているので、ワーファリン量が不足しています。 で、①増量が必要。 「ワーファリンコントロール時には、トロンボテストは10~20%位にコントロールすることが多いです。このあたりに良好な精度があるように種々の条件設定を行って作りあげた検査がトロンボテストです。」 参照 問題25 二相性貧血を示すのはどれか。 a. 鉄欠乏性貧血 b. 鉄芽球性貧血 c. サラセミア d. 再生不良性貧血 e. 巨赤芽球性貧血 +... 解答 b 問題26 次の中で巨大脾腫を最もきたしにくいはどれか。 a. マラリア b. 骨髄線維症 c. 慢性骨髄性白血病 d. 温式自己免疫性溶血性貧血 e. Banti症候群 +... 解答 d 解説 全部脾腫示すけどd以外は巨大脾腫です。 とくにbとcは大事ですよね。 Bantiは門脈圧亢進症です。 問題27 末梢血白血球数の減少がみられないのはどれか。 a 巨赤芽球性貧血 b 食道静脈瘤 c 全身性エリテマトーデス d 全身性炎症反応症候群 SIRS e 副腎皮質ステロイド薬投与 出典:スレ15 209氏 +... 解答 e 解説 副腎皮質ステロイド薬を投与すると、末血中白血球数は増加します。 これは組織中の好中球を血液中に移動させるためと考えられています。 (組織の炎症を鎮静する機序もこれにより説明されます) なお末梢血中の好酸球数は減少することが知られていますが、 好中球の絶対数が桁違いに多く、白血球全体で数が増加するのには変わりありません。 a 巨赤芽球性貧血ではDNA合成阻害による無効造血のため3系統すべての産生が低下する。 b 食道静脈瘤は脾機能亢進を伴い、破壊亢進による汎血球減少がみられる。 c SLEでは白血球数、血小板数の減少がみられる(機序は不詳)。 d 重症感染症では白血球数が著明に減少することもまれではなく、 SIRSの診断基準は増加(>12000/μl)と減少(<4000/μl)の両者を含む。 e 上記のとおり。 問題28 鉄欠乏貧血に続発するのはどれか。 a)上咽頭癌 b)下咽頭癌 c)食道癌 d)急性骨髄性白血病 e)申請赤血球増多症 出典:スレ15 388氏 +... 解答 b 解説 鉄欠乏性貧血の有名な合併症 Plummer-Vinson syndrome(三主徴:舌炎、口内炎、えん下障害) は、下咽頭癌を合併する。 問題29 リンパ節腫脹の好発部位との組み合わせで正しい物を全て選べ a. 下顎角直下 - 化膿性扁桃炎 b. 耳介後部 - 流行性角結膜炎 c. 顎下部 - 舌癌 d. 後頸部 - 風疹 e. 左鎖骨上窩 - 胃癌 出典:スレ15 404氏 +... 解答 a,c,e 解説 b)流行性角結膜炎は耳介前部 d)風疹は耳介後部 問題30 血球貪食症候群で増加するのはどれか?2つ選べ。 ①白血球 ②血清フィブリノーゲン ③血清LD ④血清フェリチン ⑤血清補体価 出典:103I15 +... 解答 ③④(正答率:91.1%) 解説 ×①白血球はマクロファージに貪食されて減少する。 ×②肝機能異常による蛋白合成障害、凝固亢進状態によりフィブリノーゲンは減少する。 ○③血清LDは、貪食された血球からのLDH放出、肝細胞由来のためLDHは高値となる。 ○④活性化を受けた細胞でフェリチン産生が亢進するため高値となる。 ×⑤血清補体価は正常または減少する。 血球貪食症候群は骨髄,脾あるいはリンパ節におけるマクロファージによる血球貪食,発熱,肝脾腫,血球減少などに特徴づけられる症候群である. 何らかの原因によってT細胞、マクロファージが異常に活性化されるため、 サイトカイン(TNF-α、IL-1、IL-6、IL-12)などが異常産生されることと、 マクロファージが白血球、赤血球、血小板を貪食することによって多彩な症状が出現する。 その症状の一つがサイトカインによって引き起こされる高熱、肝機能障害、凝固異常である。 中枢神経障害,DICをきたすことが多い。中性脂肪は上昇する。 原発性(家族性)のものは主として2歳以下の乳幼児にみられ,常染色体劣性遺伝の形式をとり,致死的経過をたどる. 病因の1つとしてパーフォリン遺伝子の異常が明らかにされている. 続発性のものは悪性リンパ腫を代表とする悪性腫瘍やウイルス(特にEBウイルス),細菌(結核を含む) 真菌,原虫などの感染症などによることが多い. その他に成人Still病,全身性エリテマトーデスなどが問題となる。 問題31 つぎのうちdry tapをきたさないものはどれか。 a.Hairy cell leukemia b.癌の骨髄転移 c.骨髄線維症 d.CMLの急性転化 e.MDS 出典:スレ20 37氏 +... 解答 e 問題32 次のうち多発性骨髄腫に関係のないものを選びなさい。 a.Mタンパク血症 b.骨打ち抜き像 c.形質細胞 d.変形性膝関節症 e.Congo red 染色 出典:スレ20 284氏 +... 解答 d 問題33 成人T細胞白血病/リンパ腫(ATLL)では、どれが致命傷になりやすいか?1つ選べ。 ①高Ca血症 ②WBC上昇 ③flower cellと呼ばれる異常リンパ球の出現 ④はでな皮膚紅斑 出典:スレ22 516氏 +... 解答 ① 解説 急性型・リンパ腫型でははでな皮膚紅斑が見られる。 ①高Ca血症が致命的になりやすいので、 高Ca血症には、ビスホスホネート、生食輸液+ループ利尿薬。 成人T細胞白血病/リンパ腫(ATLL)では高Ca血症が、致命的となりやすいが、 高Ca血症となる理由は? ATLLでは、腫瘍細胞がPTHrPという副甲状腺ホルモンと共通の構造を持つ 蛋白質を産生しPTH受容体を介し、カルシウム産生が止まらなくなるため。 問題34 環状鉄芽球が見られることが多いものを3つ選べ a)鉄芽球性貧血 b)骨髄異形成症候群 c)赤白血病 d)慢性リンパ性白血病 e)慢性骨髄性白血病 出典:スレ24 884氏 +... 解答 abc 問題35 ビタミンB12欠乏性の巨赤芽球性貧血のとき投与してはならない薬剤何か? またその薬剤を投与した結果なにが起こるか? 出典:106回スレ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】氏(61氏) 70氏 +... 解答 葉酸 理由は亜急性連合性脊髄変性症を起こすから 解説 亜急性連合性脊髄変性症(胃癌手術後症候群の一つ) (SCDC:subacute combined degeneration of spinal cord) 概念:VitB12欠乏により末梢・中枢神経に変性をきたすもので、巨赤芽球性貧血(胃液中の内因子の欠乏)にみられる事がある。 胃癌などで胃全摘後(胃癌手術後),数年で 大球性正色素性貧血がみられ, 四肢末梢に強いしびれと痛み,深部反射低下(知覚優位の末梢神経障害) Romberg徴候陽性,開脚歩行があり (後索障害) Babinski反射(バビンスキー反射)陽性,深部反射陽性のとき (側索障害(錐体路障害)) 巨赤芽球性貧血の約80%に合併し、Hunter舌炎(舌乳頭の萎縮)が見られる。 確定診断は①血清ビタミンB12低下, ②Schilling test陽性(ビタミンB12負荷テスト) 治療:ビタミンB12筋注投与 (葉酸は禁忌であり、神経症状の悪化をきたす) 連合性とは,後索+側索の意味であり,末梢神経障害も生じる. 問題36 鉄欠乏貧血に続発するのはどれか。 a)上咽頭癌 b)下咽頭癌 c)食道癌 d)急性骨髄性白血病 e)真正赤血球増多症 出典:106回スレ3 443氏 +... 解答 b 解説 鉄欠乏性貧血の有名な合併症 Plummer-Vinson syndrome(三主徴Trias:①舌炎、②口内炎、③嚥下障害) は、下咽頭癌を合併する。 たけしの本当は怖い家庭の医学でも紹介されたそうです。 YN2010 鉄欠乏性貧血の項に Plummer-Vinsonと合併症の輪状後部癌の記載あるよ 問題37 輪状後部癌は女性に多い。○か×か。 出典:106回スレ3 445氏 +... 解答 ○ 解説 わが国における頭頸部癌の罹患数は2000年には約3.1万人で、 全癌総数の5.3%にあたります。 そのうち咽頭がんは約3400人であり、 男女比は4:1で男性に多い。 ただし、下咽頭癌の輪状軟骨後部癌だけは頸部癌の中で唯一 1:5と女性に多い。 これはPlummer-Vinson症候群(鉄欠乏性貧血を伴う嚥下障害) の患者さんに合併する事が多いためですが、 近年では食文化の改善で激減しています。
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クラウン/スキル一覧 ショータイム 必須スキル:ソウルフルダンスLv1以上、ゴールドスプラッシュLv1以上 消費スキルポイント:1 使用可能職業:全職業 使用可能武具:全武具 スキルLv 修得Lv 詠唱時間 再詠唱時間 効果時間 ステータス上昇量 OD減少 1 35 2.0 600.0 60.0 +7 3 2 38 570.0 60.0 - 4 3 45 540.0 60.0 - - 4 50 510.0 60.0 - - 5 56 450.0 60.0 +20 6 6 66 380.0 60.0 +25 7 7 70 300.0 60.0 +30 - 1.効果 さぁ、幕開けだ! 一定時間全てのパラメータが上昇し、踊っている間のOD消費を軽減するが、効果が切れた後、倦怠感に襲われ一定時間すべてのパラメータが減少する。 2.評価 3.スキル振り 4.その他 SR19 M カームローブ(装備時に補助スキルクールタイム短縮)でct5%減になります。 倦怠感のデバフはウィークネスブレイムで押し付け可能 最新の10件を表示しています。コメントページを参照 効果終了後のステータス低下量と時間はどれくらいなんだろう - 名無しさん 2015-11-02 21 16 46 低下量はハッキリとわからんけど、低下時間は同じく60だよ - 名無しさん 2015-11-03 07 04 15 終了後の倦怠感デバフをブレイムで投げる人がいたな - 名無しさん 2017-05-22 00 58 19 名前